6月9日 熟しても割れない

本日のブログはわかちゃんです。

ひさしぶりに短歌をつくりました。

いわぬ色。

漢字で書くと、「不言色」。

クチナシのことだそうです。

クチナシは「梔子」と書きますがもともとは「口無し」であるそうです。

転じて口がなければ物言わぬということで「いわぬ色」なのだそうです。

Webカラーだと #FDD876 てな具合の黄色です。

ツキコヤの店内は夕方になると照度が落ちるようになっているのですが、

電球がまさにいわぬ色に店内を染めて、心地いい空気を作ってくれます。

その空気をひとりじめしたくて。

お仕事中に見る店内の様子。

ただの来訪者として眺める店内の様子。

私にとって、どちらも大事な時間。

ただ、お仕事中はあんまりぼーっとできませんね。

だからぎゅっと気持ちを押し込めて、箱の中に。

閉じ込めておいて、あとでそっと開けて楽しみます。

ちょうどいまの梅雨の時期にクチナシは咲き始めます。

三大香木のひとつで、夏の代表的な香りです。

ちなみに春はジンチョウゲ、秋はキンモクセイ。

香りによって思い出す記憶は玉手箱のようです。

私はやっぱり、ここで働く時間が大好きで、大切です。

コーヒーの香りがたくさん染み付いた店内。

大好きな人たちが働く店内。

大好きな人達がやってくる店内。

そんな風に泡みたいな瞬間を、箱に詰めて箱に詰めて、大事にしまっています。

箱からは微かにコーヒーの香り。

本当は教えたくない、言えぬ、言わぬ、秘密の場所。

そんな短歌でした。

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